小説家になろう

絶望ノート:忌具 ×月1日

「あんたは、もう死んでるんだ」

突然、目の前に現れた女子高生がボクにそう告げた。

髪を頭の真後ろで結んだポニーテール。

左右に三つ、合計六つの十字架のピアスをしている。

美人というよりはカワイイ感じの娘。

胸元には六角形に“一”というエンブレム。

このマークは六角第一高校の生徒だ。

……最近の高校生はこんな感じなのか?

「だから、あんたは、もう……」

×月1日

なんか不思議だ。

自分の周りにだけ時間が流れているようだ。

“中州に取り残されてる”って表現はわかりやすい。

僕はここに取り残されてる。

望んでた未来はもっと違うはずだった。




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