小説家になろう

絶望ノート:忌具 10日と11日

×月10日

今日は一日、寝てた。

見慣れた天井がやけに近い。

ボクの部屋……壁紙ってこんなに白かったっけ?

そう言えば、昨日は六角駅が騒がしかったな。

サビが混ざったような、赤褐色の水が漏れてたから……その影響か?

市民たちが、ザワついてたな。

×月11日

夏のような陽気、久しぶりにかいだ自然の匂い。

木? 草? いや花の匂いか?

今日は残暑がきつい。

ものすごい暑さだ。

いや熱すぎる。

でも逆に頭が冷やされる気もする。

この感覚は……違う。

全てが消えていく感覚。

物理的に無くなっていく感覚?

清々しい。

あ~久しぶりに実家に帰りたい。




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